林修の今でしょ!講座 納豆の正しい食べ方 3/6 テレビ朝日
2018年3月6日(火)19時00分~21時48分放送の「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」では、『健康長寿がよく食べる発酵食品~血管を強く!老化STOP 納豆の力を徹底解明』でした。
その中で、「納豆の正しい食べ方」が紹介されていました。
ということで、林修の今でしょ!講座 納豆の正しい食べ方について書いていきます!
林修の今でしょ!講座 納豆の力を徹底解明
『健康長寿がよく食べる発酵食品~老化STOP 納豆の力を徹底解明』ということで、健康長寿の方々に大調査!
納豆、味噌…普段食べてる発酵食品、今回は「納豆」をフィーチャーしました!
血管・骨を老けさせない驚くべきパワーとメカニズムを紹介します。
納豆の栄養を無駄なく摂取できる「医学的に正しい食べ方」は?
食べる前に良く混ぜる?混ぜない方が良い?
皆さんの食べ方は大事な栄養を損してるかもしれません。
最新の研究で判明した、驚きの納豆パワーが隠されていました。
納豆こそが最強の発酵食品だったのです!
納豆の正しい食べ方
納豆には頼もしい栄養素が多く含まれています。
血管を老けさせない「ナットウキナーゼ」に関しては、間違った食べ方をすると効果が激減してしまいます。
納豆の食べ方のチェックポイントがあります。
どのくらい混ぜるのか?
ナットウキナーゼを最大限にとれるのは、混ぜることが非常に大切です。
なぜなら、ナットウキナーゼが胃酸で溶けるのをネバネバ成分が防いでくれるからです。
混ぜることでナットウキナーゼがそれほど増えることはありません。
混ぜると「糖たんぱく」が増え、これがナットウキナーゼを保護してくれるのです。
結果、ナットウキナーゼを胃酸から守ってくれることに繋がります。
納豆は何回くらいかき混ぜたらいいのか?ということですが、糸を引くくらい(50回程度)かき混ぜるのがベストです。
納豆は花粉症対策にも効果的です。
納豆のネバネバ成分は、粘膜保護の効果もあり、花粉症やかぜ対策にもなります。
納豆かき混ぜ棒はこちら↓
タレはいつ入れるのか?
ナットウキナーゼを最大限にとれるのは、混ぜてからタレをかけることです。
タレを先に入れたものと、後に入れたものでは、ネバネバの量が後に入れたもののほうが多いのです。
かき混ぜる前の納豆には、納豆の周りに白いモコモコしたものが付着しています。
これは「被り(かぶり)」というもので、先にタレをかけると被りが流れ落ちてしまいます。
するとネバリがあまり出なくなってしまうので、流される前にしっかりと混ぜることがポイントです。
タレは後から入れたほうがおいしさも増します。
理由は被りがたくさんの酵素とうま味成分を含んでいますので、タレで流さないほうがおいしいのです。
ご飯はアツアツ?冷ます?
ナットウキナーゼを最大限にとれるのは、冷ましたご飯にかけることです。
アツアツご飯に納豆をかけて食べている方が多いと思いますが、ナットウキナーゼは熱に弱いのです。
ナットウキナーゼは、50℃で活性が鈍くなり、70℃を超えると機能をほぼ失います。
炊き立てのご飯はだいたい80~85℃くらいです。
ご飯の上に乗せる場合は接しているところだけが熱くなっていますが、アツアツご飯に混ぜてしまうのは効果が激減します。
正しい納豆の食べ方の順番は、ご飯をよそう⇒その後に納豆を準備してください。
納豆チャーハンは、ナットウキナーゼに熱を加えていますので、ほぼ全滅しています。
ナットウキナーゼの働きは弱まってしまいますので、納豆は最後にトッピングしましょう。
納豆そばや納豆うどんは、冷たければ全く問題ありません。温かいと効力を失います。
カレーに納豆をトッピングするのは、ルーが熱ければ別で乗せてください。
朝と夜のどっちに食べる?
ナットウキナーゼの効果を考えると、夜のほうがいいです。
血管の天敵である血栓は、寝ている間にできやすいのです。
その理由は、睡眠中でも汗をかくのですが、昼間と違って寝ている時はなかなか水分補給できないため、血液から水分が減ってしまい、ドロドロになってしまうからなのです。
朝と夜に納豆を食べることは問題ないのですが、1日3パックだと取りすぎになってしまいます。
納豆菌は非常に強い菌なので、取りすぎてしまうと体の中の必要な菌を殺してしまうこともありますので、納豆は1日2パックまでにしましょう。
冷蔵庫から出すタイミングは?
ナットウキナーゼとレシチンが増えるのは、冷蔵庫から出してしばらく置くのが効果的です。
納豆は発酵食品ですから、常温に置くと発酵が進み、ナットウキナーゼが増えます。
常温に出しておくのは、だいたい20~30分くらいがいいでしょう。
納豆を冷凍してもいいのか?ということですが、冷凍で納豆菌の活動がSTOPしますので、長期保存には冷凍がいいでしょう。
納豆菌は冷凍しても死なないのです。
何をトッピングするのか?
納豆に入れているトッピングランキングは、1位ねぎ、2位生卵、3位キムチ、4位しらす、5位大根おろし、6位大葉、7位オクラ、8位ごま油、9位塩、10位チーズでした。
この中で、栄養学的にオススメできないトッピングは、生卵です。
納豆にはビタミンB群のビオチンが含まれていますが、お肌に良いとされていますが、ビオチンの吸収を妨げるのが生の卵白なのです。
生卵をトッピングする場合は、卵の黄身だけを入れるのがいいのです。
卵に熱が入っていれば問題ありませんので、温泉卵がオススメです。
オススメのトッピングは、ねぎとチーズです。
ねぎにはアリシンという成分が含まれているのですが、アリシンは血栓を防ぐ効果があります。
ナットウキナーゼとアリシンのダブル効果で血栓を防ぐことができます。
チーズは、ラクトトリペプチドが血管をしなやかにする効果があります。
まとめ
最後に、納豆の正しい食べ方をまとめてみました。
- 納豆は50回混ぜる
- タレは後から入れる
- ご飯をよそってから納豆を用意する
- 納豆は、夜食べると血栓ができにくくなるので効果的
- 1日に2パックまでにする
- 食べる20~30分前に冷蔵庫から出しておく
- 生卵は黄身だけにする
- トッピングのオススメはネギとチーズ
以上のことに気をつけて、納豆の栄養を余すことなく、最大限に引き出して食べるようにしましょう!